つきみのブログ

帰国子女で理系。正解ではなく、読者が考える材料を提供したいです。

帰国子女がもつ、受験で使える最強の武器

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前回、帰国後の日本での英語学習で苦戦した話をしました。→https://dangowithmeigetsu.hatenablog.com/entry/2019/10/20/174913




こちらに引き続き今回は、2年間の海外生活が有利になった試験英語についてご紹介します。





私が帰国子女のお陰で楽に高得点を取れた分野はズバリ


1.リスニング
2.長文読解


の2つです。
順にお話しします。




1.リスニング
イメージ通りかと思います。海外生活において、会話をする機会が多いのに加えて、何をしていても英語を耳にします。
集中しなくとも聞き流すだけで英語力が向上するという教材はいくつかあります。

果たしてこれに効き目があるのかですが、
私の考えとしては、『気分的な状態次第』です。

海外生活でなんとなく英語を聞き流していたときの私の状態を思い返すと、


視覚的にも聴覚的にも分かることが少なくて退屈
→なんとか面白いことに出会えないか、なんとか自分が出来ることを見つけられないか
→自然と、「流れを予想」「空気感を掴む」「話者がどんな価値感覚なのか掴む」「話者のよく使うフレーズを覚える」「言いたいことを掴む」ための構えになっていた


という感じです。
なので、「聞き流したけどだめだった」という人は、





英語を聞こうとしなくても今自分が何をすべきか考えられる、なんなら英語を二の次にして他のことも考えなければならない






のではないでしょうか?




リスニング教材をご利用の際は、是非

「この人達の輪に入らないと何もできなきなくなる!」

という気持ちでやってみてはいかがでしょうか。

おすすめ→ (自由テキスト)




また、実際に会話をする経験により

何かを返さなくてはいけない
助けを求めなくてはいけない
その助けもすべて英語

という状況になるため、自分のできる範囲でどれだけ把握できるか鍛えることができていました。









2.長文読解
こちらはいかにも、机に向かって勉強するイメージのものですが


これが結構得意でした。
国語の長文読解は校内でビリになることもあった私がセンター試験で一問間違えるかどうかくらいだったので、海外生活の影響は大きいと言えるでしょう。


まず、文章をざっくり読みできる。
これは鍛えればできますが、かなり勉強した人とも負けず劣らずだと思います。

本の学校では、英語は日本語に訳す前提で習うので
英文を読むときには日本語に合わせて進んだり戻ったりしながら読む癖がどこかにあります。

また論理展開も日本語と違います。



一文単位でも文章単位でも、日本語との順番の違いがあることによって

試験中も勉強自体も時間を要します。


しかしこれがむしろ英語の方で慣れていたため、単語量が少なくともスムーズに解くことが出来ていました。



語学を学ぶにおいて、「和訳」をカットして、「この言語ではどうやってコミュニケーションをとるのか」「この言語の中でどう生きていくか」に焦点をあてる方が良いと思っています。








こんな訳で、やる気のない帰国子女の私が無双できたのは、リスニングと長文読解、苦戦したのが英訳和訳でした。



やる気のなさにより得手不得手が凸凹なことを生かして、これからも英語教育に必要なことを分析していこうと思います。



つきみ